メタサーバ によって、分散並列実行をするためには、 計算のどの部分を並列実行して良いか、を 何らかの方法で指定する必要がある。
このための概念としてトランザクションを導入した。 トランザクションは、いくつかのninf call をまとめたもので、 トランザクション内の計算の順序はデータ依存関係を 保持する限り、自由に変更しても構わない。
トランザクションはユーザが明示的に指定しなければならない。
このために新たに二つのライブラリ関数をを用意した。
Ninf_check_in()
がトランザクションの開始を意味し、
Ninf_check_out()
はトランザクションの終了を意味する。
この領域で囲まれた命令がトランザクションを構成する。
トランザクションの開始と終了は、動的に行なわれるため、
トランザクション内部に分岐などの構造を含むことも可能である。