Abstract


昨今の急速なネットワーク技術の発展により分散高性能計算が可能となり、 これを支援するソフトウェアフレームワークとして われわれのNinfを含む幾つかのシステムが提唱されており、 技術的にも成熟しつつある。
しかし、この種のテクノロジの普及に必要とされる ユーザの制限や計算機使用量に応じた課金、データの機密性保持 といったシステムの社会的側面の研究は途上にある。 本稿ではこの種の要請に答えるためのセキュリティ機構の一部である ユーザ認証をとりあげ、 分散高性能計算に要請される認証機構について論じる。
認証の強度とシステム利用の簡便性はトレードオフの関係にあり、 システムの使用形態に応じて複数の認証機構を使い分けることが 重要である。

Rapid growth of network technology made high-performance distributed computing possible, Technical aspects of software framework for high-performance distributed computing are already almost established.
However, from social aspect, some important issues still remain open, i.e, access control or accounting. In this paper, we discuss authentication mechanism which is needed for the above issues.
Strictness of authentication and easiness of system usage are tradeoff. Authentication machanism have to be choosen according to system usage. \end{eabstract}