Ninf-G Workshop 2006
Program


開会
10:00 − 10:10 開会挨拶
関口 智嗣(産総研)
 
チュートリアル(並列セッション)
10:10 − 12:00 初〜中級向け [slides]
谷村 勇輔(産総研)
 
10:10 − 12:00 中〜上級向け [slides]
武宮 博(産総研)
 
休憩(昼食)
12:00 − 13:00 ランチ
 
Ninf-G 利用事例紹介 (4件)
13:00 − 13:25 GridFMO -- Ninf-G の量子化学への応用 [slides]
池上 努(産総研)
 
概要
  巨大分子の電子状態計算をグリッド環境で実施することを目的として、NinfG をベースに開発したパーソナルキューイングシステム Queue.pm を紹介する。 電子状態計算のアルゴリズムには粗粒度の並列化が可能なフラグメント分子軌 道法 (FMO 法) を用いた。FMO 法の実装では、断片のサイズに応じて計算機資 源を割当てることで計算負荷の平均化を図った。また電子状態計算に必要とな る静電環境の転送にブロードキャスト機構を用いることで、通信量を低減した。
 
13:25 − 13:50 環太平洋グリッド上でのNinf-G による大規模量子/古典連成シミュレーション[slides]
武宮 博(産総研)
 
概要
  Ninf-GとMPIを組み合わせてグリッド化した大規模量子/古典連成シミュレーショ ンを,環太平洋グリッド上で動的に実行対象計算機を変更しながら長期間にわ たり動作させる実験を行った.本発表では,プログラムの実装および実験結果 について述べる.
 
13:50 − 14:15 Ninf-G/MPIハイブリッドによる大規模一般化固有値問題の並列解法 [slides]
小瀧 義久 (筑波大学大学院)
 
概要
  分子軌道計算に表れる大規模な一般化固有値問題を,Master-Worker型のアル ゴリズムを利用して解く.この解法をNinf-GとMPIを組み合わせて実装した例 を紹介する.
 
14:15 − 14:40 Ninf-Gを用いたグリッド上の最適化問題計算 [slides]
合田 憲人(東工大)、藤沢 克樹(東京電機大)、小野功(東工大)、 松岡 聡(東工大)
 
概要
  本講演では,グリッド上で最適化問題計算を行うことを目的としたアプリケー ションプログラムの並列化手法とNinf-Gを用いた実装方法について述べるとと もに,分枝限定法,サプライ・チェイン最適化,半正定値計画問題,GAによる 蛋白質立体構造決定計算等への応用事例を紹介する.
 
コーヒーブレーク
14:40 − 15:00 コーヒーブレーク
 
Ninf-G 利用事例紹介 (2件)
15:00 − 15:25 高性能GridRPCアプリケーションの開発環境 [slides]
小林孝嗣、渡辺啓正、本多弘樹(電通大)
 
概要
  高性能GridRPCアプリケーションの開発環境の一環としてアプリケーションの デバッグや性能改善を支援するツールを開発した.本ツールは計算資源の負荷 情報やRPC実行情報等を視覚的にプログラマへ提示する.
 
15:25 − 15:50 GridRPC を用いたタスクファーミングAPIライブラリの設計 [slides]
谷村 勇輔(産総研)
 
概要
  グリッド上でタスク並列を行うアプリケーションを開発する手間を削減するこ とを目指して,計算機へのタスクの自動割り当てや耐障害に関する機能を GridRPC の上位にて共通化する枠組を提案し,タスクファーミングAPI を提供 するライブラリを設計した.
 
休憩
15:50 − 16:00 休憩
 
Ninf-G最新情報
16:00 − 16:30 過去〜現在〜これからのNinf-G [slides]
田中 良夫、中田 秀基(産総研)
 
概要
  現在ベータ版が公開されている Ninf-G Version 4 について、その概要、新機 能およびNinf-G Version 2 とどこが違うかといった点について紹介するとともに、Ninf-G の今後の開発計画について紹介する。
 
16:30 − 17:30 ラウンドテーブル [slides]
モデレータ:   田中 良夫(産総研)
パネリスト:   武宮 博(産総研)、朝生 正人((株)創夢)、岸本 誠((株)エス・エフ・シー)
 
概要
  Ninf-G 開発チームへのよろず相談、質問、コメントなどのオープンディスカッ ション
 
懇親会
18:00 − 19:00 懇親会(会費:1000円)