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疑似インターフェイス情報の実装

複合関数のインターフェイス情報 は基本的に、 そのトランザクション内の個々のNinf 呼びだし のインターフェイス情報を すべて連結したものである。ただし、中間状態としてしか出現せず、 書き戻す必要も送り出す必要もない引数(前出の例では E,F ) に関しては、WORKgif というマークをつけて、余計な通信が生じないようにする。

前出の例で実例をみてみよう。もとのmmulの インターフェイス情報は、

[scalor:IN,array:IN,  array:IN,  array:OUT]

である。トランザクション全体としてのインターフェイス情報は、

[scalor:IN,array:IN,  array:IN,  array:WORK,
 scalor:IN,array:IN,  array:IN,  array:WORK,
 scalor:IN,array:WORK,array:WORK,array:OUT ]
となる。



Hidemoto Nakada
Tue Feb 20 18:17:47 JST 1996