メタサーバ は複数のNinf サーバ を登録する。 個々のNinf サーバ に関して以下のような情報を管理する。
クライアントからのリクエストを受けた際に、メタサーバ は 処理時間が最小になるように、Ninf サーバ を選択する。 処理時間は、転送時間と計算時間の和である。 処理時間を最小にするためには、そのリクエストを処理することが できるすべてのNinf サーバ に対して、そのリクエストの計算に かかる転送時間と計算時間を見積もらなければならない。
転送時間を見積もるためには、メタサーバ が それぞれのNinf サーバ に対する 通信のスループットを知っている必要がある。転送量はリクエストの時点で 正確に知ることができる。
また計算時間を見積もるためには、 それぞれのNinf サーバ の計算能力とその計算自身の計算量が わからなければならない。計算能力は、Ninf サーバ を立てる際に 登録する。ここで問題になるのは、計算の計算量である。 現在、計算量のオーダーをインターフェイス情報の一部として ユーザーが提供する方法を検討している。 しかしオーダのみでは実際の計算量は類推できないので、 過去の計算のログとオーダーから計算量を推定することを検討している。