Ninf では、数値演算ライブラリを開発者の実行環境でそのまま 提供してもらうことを目標としている。 このためには、ライブラリ提供者にとって、 ライブラリをNinf化することが十分に容易でなければならない。 IDL ファイルとstub generator はこの過程を支援するものである。 数値演算ライブラリ作成者にライブラリのインターフェイスや、 必要なオブジェクトファイル、ライブラリを記述してもらい、それから Ninf化したライブラリを構築するのに必要な スタブ とそれを コンパイルするのに必要な メイクファイルを生成する。 図5にNinf stub generator の動作の概要を示す。
IDL は、数値演算ライブラリ設計者に記述してもらう関係上なるべく 多くのプログラマに親しみやすい構文を採用する必要がある。 そこで Ninf IDL は ANSI C を基本にしたインターフェイス記述を 採用した。