Ninf IDLによる記述は以下の要素からなる。
[mode-spec] [type-spec] param-name [ [dimension [ : range] ][ [... ]...]]と記述する。type-specはパラメータのタイプ、mode-specでは入力か出力かを 指定する(mode_in, mode_out, mode_inout)。 OUTパラメータは配列ではなくてはならない。
配列の要素数を指定する dimension には、算術式が記述できる。使用できる演算子は、 +,-,*,/,%である。演算子の優先順位は C に準拠する。 括弧を使用して優先順位を変更することもできる。 dimension で用いられる変数は、INパラメータでかつ配列でないものでなけれ ばならない。
配列には、領域を指定することができる。領域には 上限、下限、ステップを指定する。ステップ、下限はそれぞれ省略することも可能である。 これらの値にはdimension と同様に算術式を書くことが可能である
算術式は、逆ポーランド記法にコンパイルされ、インターフェイスの一部となる。 スタブのライブラリとクライアントのライブラリはこの記法を解釈する 簡単なインタープリタを持っている。このインタープリタが動的に 算術式を解釈することで、動的に転送量が変化するアプリケーションに 対応している。
Appendix A. に Ninf IDLの完全なシンタックスを、 Appendix B. に Ninf IDLによるスクリプトのサンプルと、 それに Ninf stub generator を適用することで得られるメイクファイルとスタブ の一部を示す。